社長の関与
2005-07-15
今日は京都市内のクライアントを訪問した。ISO9001認証取得コンサルティングである。
この会社は、従業員20名弱であるが、社長自らコンサルティングの場に出席し、意見交換等を実施している。なんと、品質マニュアルの元は社長自らが作成したものだ。それに、僕がコメントを入れたり、解説したり、コンサルタントの場で修正したり、推進委員で議論したりしている。しかも、若手社長で、パソコンでの文書作成が得意という方ではなく、50歳代の社長である。
まさに、トップのリーダーシップが発揮されているいい例と思う。
当たり前の姿であるが、ISO9001で「品質」と言っても、それは、”経営全体の品質”であるので、社長の意見が出てきて当然だ。ISOは会社の普通の業務であって、特別の業務にしないという表れであると思う。
マネジメントレビューは多くの企業は年1回実施だが、このクライアントは以前から実施している毎月の部長会議で実施だ。約1年も前のことを”ISOのためのマネジメントレビュー会議”で議論しても何の役にも立たない。遅すぎるのである。
中小企業のコンサルタントをすることがほとんどだが、社長の顔すら見たこと無いという企業も多かったし、社長がISOのことを全く知らない場合もあった。そのような中で、今日のクライアントのような姿勢であれば、必ずISOを用いて業務改善が出来るものと思う。
登録審査の予定は11月であるが、この企業のこれからの成長が非常に楽しみだ。
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