参考書の通りに→失敗します
2020-07-27
世間一般に書店にある参考書を見てFSSC22000システムを作ると必ずと言っていいほど失敗します。その理由は、自社の方法にすべてが会っているとは限らないからです。
要求事項を良く読む(理解する)と自ずから何をすべきかわかるはずです。
・衛生区分は清浄区、準清浄区、汚染区に分けなければならない
・フローダイアグラムには各フローには番号を付けなければならない
・食品安全マニュアルを作成しなければならない
・標準衛生手順書を作成しなければならない
・CCP整理表を作成しなければならない
挙げればきりがありませんが、上記は必ずしもYesではありません
では何をどこまで?
本質は簡単です。要求事項を読んで考えてみましょう!
・衛生区分は清浄区、準清浄区、汚染区に分けなければならない
→手洗い、着替えて加工場に入室したらワンエリアの工場も多いですよね。
・フローダイアグラムには各フローには番号を付けなければならない
→番号を付けてもいいけど後で追加修正の際に困りますよね。つけなくてもOKです
・食品安全マニュアルを作成しなければならない
→どうせ審査の際しか見ないですよね??必要ありません
・標準衛生手順書を作成しなければならない
→ISO/TS22002-nの要求事項Noに沿って手順書(標準書)を作成したがる人多いですが、現場さえキチンと運用出来ていればそのようなものは必要ありません(一部手順が必要な要求事項もありますので、その部分だけ文書化しましょう)
・CCP整理表を作成しなければならない
→参考書には必ず掲載されているけど、純粋に手順書またはチェック表にコメント位で十分です。
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