ISO22000への取組み
2007-06-13
昨日、一昨日は、ISO22000導入のためのキックオフ宣言の立会い、並びに導入研修のために、長崎及び熊本の企業をそれぞれ訪問しました。先週から、移動の連続でかなりハードな生活を強いられております…
導入研修の際の質問に「ISO22000認証取得のために何かハード(設備)を改修する必要がありますか?」という質問を受けました。この類の質問はよく受けます。
結論は、「ISO22000を取るために設備の改修は特に必要ありません!」
このような質問がよく出るのは、やはり、日本版HACCP(通称;マル総)の影響だと思います。以前の日本版HACCPは、審査員がいわゆる”お役人”で、企業の仕組みや、製造の現場を全く知らない人ばかりが、審査をしていたために、ハード中心の指摘ばかりになっていました。
そのため、多くの企業は、HACCPを導入するのには、お金が掛かるという誤解を招いたものと考えられます。
本来のHACCPの考えかたは、設備(ハード)が不十分だから、どうするのか(ソフト)を考えることで、対応すれば十分です。
設備投資にお金がかかるから、中小企業ではHACCPは出来ないというのは、全くの誤解です。中小企業こそ、ハード(設備)にお金を掛けれませんので、ソフトで対応するように、HACCPに取り組むべきであると思います。
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