ISO9001の維持が大変ならやめればいい!

2005-08-16
ISO9001(14001)の認証取得はしたけど、運用で困っている会社は大変多い。特に審査前になると何日も夜遅くまで「ISOの書類作成」作業をする会社もよくある。私は審査員もしているので、審査の際に担当者にさりげなく「審査準備大変でしたか?」とか何気なく話しかけると担当者は口を揃えて「1週間前から大変でした…」とか話してくれる。そりゃそうだ。機械類の点検表なんか全部同じ字体で綺麗にチェックしている。恐らく審査用に作成したのだろう。分かっていても審査員はコンサルタントではないので、「審査用に作成したのですか!ご苦労様!」とは言えない…「あー、無駄なことしているな」何とか意味の無いということに気づいてもらえばというようなことを話をすることが多い。

そんなに苦労して審査のために書類を作成し、その上審査料金も馬鹿にならない金額を支払っている。

ISO9001を維持して何か得してますか?…嫌だったらISO9001なんかやめてしまったらいいと思う。

 

多くの企業が苦労している理由で一番多いのは、”ISOコンサルタント”が「これは○△して下さい」と言ったから。すなわち、「それをしないとISOに不合格になるから」であろう。そんな、ISOコンサルタントの言いなりでQMSを構築した会社が多いのでは…ISOのためだけの仕事が増えるなら、その仕事は意味が無い場合が多い。

多くのコンサルタントが企業(クライアント)に適当に指導(自分の考えを押し付けている)ので、企業が困るのである。同じISOコンサルタントとして、そんなコンサルタントがいることが腹立たしい。



もう一度自社の仕事の中でISOの審査の直前に記入する記録(判子欄を含む)を考え直してみよう。何か他に同じようなことをしていないだろうか?別に大学ノートに記入しているようなものでもいい。判子の欄も誰かまとめて審査直前に押すんだったら、多分その判子の欄自体が無意味なのでは・・・そういうことをチェックするのが内部監査であり、継続的改善である。



「そんなことは分かっている!だけど、それが出来ないのよ」という企業も数多くある。私の事務所でも最近は、そんなクライアントからの相談、依頼が大変多くなってきている。これからずっと意味の無い苦労を続けるよりも、私にシステムや、文書の簡素化を依頼してすぐにでも身軽になったほうが、得策だという考えだ。

ISOのことで色々悩む時間があるなら、そのほかの自社の仕事(コアコンピタンス)に資源を集中したほうがいい。そしてISOの維持に苦労するのであればISOをやめたほうがいい。


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